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2005年6月17日 (金)

ダービー⑥

レース

ダービー当日のレースは14:00からはじまって17:40まで7レースありました。ダービーは5レース目の16:20です。

”The Hill”ではまともに競馬観戦ができないので、ゴール板内側の”Lonsdale Enclosure”という有料のエリアに入場することにしました(地図の赤いところ)。料金は10ポンドくらいだったと思います。

2005_06040059 こちらがその写真です。ダービー発走直前の様子です。入場制限をしていないようで、非常に混雑していました。ほとんどの人は缶ビール片手に歓談をしていて、屋外パブの様相を醸し出していました。

後ろにダブルデッキのバスがずらっと並んでいるのが見えますか。これらのバスが据え付けのものなのか移動式のもの(観戦ツアーになっている)なのかは分かりませんが、レストラン&パブとなっていて、2階からレースを観戦できるようになっています。

Motivator

ダービーはMotivatorとGypsy Kingがほぼ人気を分け合い(ともに約3倍)、Dubawiが3番人気(約5倍)というかたちで始まりました。私はMotivatorとDubawiで迷ったのですが、オッズとデットーリに惹かれてDubawiの単勝を5ポンド買いました。

レースはLonsdale Enclosureのコース側の金網にへばりつくようなところで見たのですが、スタート直後と自分の目の前のところしか馬を見ることができず、まともなレース観戦はできませんでした。電光掲示板は遠目にしか見えず、実況もあることはあるのですが、私にはちと難しすぎました。おそらく、レースが一番良く見えるのは、やはりスタンドでしょう。内馬場は絶望的です。

2005_06040067こちらが、勝ったMotivatorの画像です。Motivatorの父は99年の凱旋門賞に勝ったモンジュー(Montjeu)です。モンジューは大種牡馬サドラーズウェルズの最高傑作とも呼ばれる馬で、凱旋門賞のほか、仏愛ダービー、キングジョージなどのGIレースを制覇しました。凱旋門賞ではエルコンドルパサーを破り、また、同年のジャパンカップにも出走している(4着)ので、日本でもなじみの深い馬です。

2着もモンジュー産駒のWalk In The Parkが入り、モンジューは種牡馬としても最高のスタートを切りました。今後が楽しみです。

サンデー・テレグラフ紙によれば、 Motivatorの馬主はロイヤル・アスコット・レーシング・クラブというところで、230人の会員がこの馬を共有しているそうです。平地の重要な競走でレーシング・クラブの馬が勝つのは初めてとのことです。

私の読み間違えでなければ、日本のように1頭ごとに共有馬主を募るのではなく、クラブとして数頭の馬を所有し(このクラブの場合は6頭)、クラブの会員となった者が結果的にその共同所有者となる仕組みのようです。

ダービー賞金(7万ポンド、約1億4千万円)のうち、半分はクラブがキープし、残りの半分は年会費と相殺されるそうです。このクラブは年会費が7500ポンド(約150万円)ということで、ダービー賞金だけでは年会費も賄いきれません。ただし、種牡馬としての価値を考えると「数年間は年会費がタダになる」とのことです。まあ、こういう人たちは損得を度外視しているので、金銭面でこだわっている人はいないようですね。

なお、レース当日のパドックにはくじ引きで選ばれた10人のみが入ることができ、レース後のウィナーズサークルには来場していた馬主がすべて参加できたそうです。

おまけ

2005_06040069

帰りの車の中から撮りました。なぜ、全裸の人がレースをしているのか、ゴール時点はどこなのか、非常に気になりました。ご存知の方は教えてください。

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ダービー⑤

ブックメーカー

みなさんご存知のとおり、イギリスの競馬では主催者が胴元になって馬券を売るようなことはないため、観客はブックメーカーから馬券を買うことになります。

2005_06040023 ちょっと見にくいですが、奥に看板が並んでいるのが分かりますか?

これがブックメーカーです。見た感じは地方の予想屋に似ています。ブックメーカーは場内の至るところにあります。大手(?)のブックメーカーでは、場内に巨大電光掲示板を設置してファンサービスをしているところもあります。

ブックメーカーそれぞれが胴元ですから、オッズは当然にブックメーカーによって違います。いろいろなブックメーカーを比較して一番オッズの高いところの馬券を買うのが賢いやり方です。

今回はダービーしか買わなかったので馬券の種類は良く分からなかったのですが、そんなにたくさんの種類の馬券は売っていないようです。基本は単勝のようでした。

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2005年6月16日 (木)

ダービー④

内馬場~The Hill~

コースの内側には、”The Hill”と呼ばれる広大な芝生があります。そこは駐車場であるとともに、アミューズメント・スペースになっています。

2005_06040009こちらは移動式遊園地です。奥にスタンドが見えているので、位置関係が分かると思います。

小さい子供から大きな大人まで楽しめるいろいろなアトラクションが設置されています。料金は£1.5~でした。

コースの外側(直線入口のあたり)にも同じような移動式遊園地があって、こちらはもっと大がかりなアトラクションがあります。前回の通路の写真の奥に2本の塔が見えてますが、これもアトラクションです(巨大空中ブランコのようなもの)。

ここに限らず、ロンドンにはただ芝生だけの広大な公園がたくさんあるので、移動式の遊園地がいたるところで開かれています。みんな遊園地好きのようで、そこそこの料金であるにもかかわらず、結構込んでいました。

2005_06040033 こちらはフリー・マーケット、蚤の市です。4つのストリートがあって、100店舗以上の店が開かれていました。子供の折り畳み用の椅子が安く売ってたので買いました。

このほか、ファーストフードやパブなどの飲食店もあり、また、自分の車のそばでテントを開いてバーベキューをやっている人もいたりで、競馬目的ではなくても、十分に楽しめるようになっています。

2005_06040029 こちらは移動式のトイレです。10万人以上(?)の人が集まれば、当然、たくさんのトイレが必要ですね。”The Hill”は本当に広いだけで、建物らしい建物はありません。

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2005年6月 9日 (木)

ダービー③

コース、スタンド

エプソム競馬場のコースは馬蹄形です。ダービーのスタート地点は、スタンドから見れば向正面の右奥になります。

スタートして5ハロン(約1000m)は40mの上り坂で、直線の入口あたりで下り、ゴール直前でまた上るという、自然の起伏をそのまま生かしたコースになっています。

2005_06040003 トッテンハム・コーナーと呼ばれる直線入口の写真です。

コースが分かれてますが、左側のコースの先が5Fのレースのスタート時点です。

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2005_06040004 直線の入口からゴールに向けての写真です。直線は4ハロン近くあるようです。直線が下りであることが分かると思います。一番奥の上っているところがゴールです(たぶん)。

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2005_06040002 コースの内と外をつなぐ通路です。芝のコースの上に板を敷いて臨時の通路になってます。上の写真はこの通路上で通りました。車もじゃんじゃん通っているせいか、ここの部分は芝がはげてました。レースのときに問題はないのか、少し心配になりました。

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2005_06040057 こちらはクイーンスタンドです。ゴール板に一番近いスタンドです。

ダービーのときは予約がないと入れないようです。このスタンドは社交場となっているようで、正装の紳士・淑女がたくさんいました。

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2005_06040056 こちらはグランドスタンドです。クイーンスタンドの隣にあります。こちらも予約をしないと入れないような感じでした。

敷地の広大さに比べてスタンドは非常にしょぼいです。

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2005年6月 7日 (火)

ダービー②

エプソム・ダウンズ競馬場

ダービーはエプソム・ダウンズ競馬場で開催されています。ロンドンの中心からほぼ南約30kmくらいのサリー州というところにあります。

競馬場の歴史は古く、1661年にこの地で競馬が行われたという記録が残っているそうです。

競馬場といっても日本の競馬場をイメージしてはいけません。自然の丘陵地をほとんど何の改造も加えずにレースコースにしただけの造りになっています。だから、コース内の坂も日本とは違い天然です。

敷地も広く、東京競馬場の倍くらいはありそうなイメージです。

2005_06040070

これは、”The Hill”と呼ばれる内馬場に通じる道路からスタンドを撮ったものです。高低さがお分かりでしょうか。

地平線から建物がせり上がってくる、まさに「キャプテン翼」の世界です。

map_parking1_large 

こちらは競馬場の鳥瞰図です(競馬場のHPより)。競馬場には車の他にナショナル・レイルを使って行くこともできます。ロンドンからだとウォータールー駅またはヴィクトリア駅から直通の電車が出ているようです。

車で行く場合、ロンドンからだと1時間半前後で到着します。駐車場は内側の”The Hill”か外側の青と黄色のゾーンに停めることができます。また、ダービーの日は紫のゾーンの一部にも駐車ができるようですが、ここは予約制です(5日前くらいにはすでに一杯でした)。

我々は”The Hill”に停めたのですが、駐車料金は一日25ポンド(約5000円)でした。ただ、他の日は10ポンドくらいのようです。また、外側の駐車場はヒルよりは安いようです。

2005_06040044 こんな感じで駐車します。交通整理をする人がいないので、停める場所は適当です。ちなみに、奥に見えるのが向正面で右端がダービーのスタート地点あたりです。

第1レースは14:00からで、我々は12:00頃に到着したのですが、ヒルの駐車場にはかなりの余裕がありました。しかし、レースが始まる頃には、ほぼ一杯になっていました。

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ダービー①

6月4日(土)はダービーでした。

ダービーは1779年に始まった3歳馬の頂点を決定するレースで、今年で226回目になります。1995年からVodafoneがスポンサーになっていて、いまの正式名称は「Vodafone Derby」と言うそうです。ヴォーダフォンを知らない人が聞けば、世界中に無数にあるダービーの一つと勘違いしそうです。

これから数回に渡って、ダービー・デーの様子をレポートします。

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2005年6月 3日 (金)

スワンレイク

一昨日にロイヤルオペラハウスのスワンレイクを見に行きました。

ロイヤルオペラハウスはピカデリーラインのコベントガーデン駅のそばにあります。

「マイ・フェア・レディ」の舞台で有名なコベントガーデンマーケットの一角です。隣にはチューブの博物館&グッズショップもあります。

観客席は5層(たぶん)になっていて、グランドフロアは600席くらいの観客席があり、それを野球のグランドのように立体的に観客席が取り囲んでいます。

3月にここで別のバレエを見たことがあるのですが、このときは最上階の一番左端からの鑑賞だったため、ほとんどまともに見られませんでした(ただし、チケットは安い)。

今回はグランドフロアの中央前列から4番目という絶好のポジションで、存分に楽しむことができました。

私はバレエについては全くの素人で、主役のオデッタが白鳥の格好で登場したときは「おお、東村山音頭じゃん!」と思ったり、第三幕の最大の見せ場のオデッタの32回転のところでは、「おお、だから”秘打白鳥の湖”かぁっ!」という、全くこの席で見るにはふさわしくない感想を抱いたのでした。

とはいえ、素人が見ても、主役の男女二人のダンサーの技術力、表現力は優れているように感じました。

劇場の内部にはレストランやバーがあり、幕の間の休憩時間中(大体20分くらい)には、大体の観客はこちらで一杯やりながらしゃべっています。女性はドレス姿の人が多く、社交の場であることを感じさせます。

観客席内のルールは結構厳しいです。写真、電話は当然に禁止ですし、1分でも遅れるとと入れてもらえません。

荷物はクロークに預けるのがルールのようです。客席に持ち込んでいる人もちらほら見かけますが、それは休憩中に客席に置いておいてはいけないようです。

何も知らずに休憩中にカバンを椅子の上に置いて外に出たら、帰ってきたときに置いてはいけない旨の貼紙がしてありました。

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