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2007年6月22日 (金)

ニューマーケット④

放牧地

種牡馬の厩舎の前面は(正しい表現か分かりませんが)放牧地となっています。種牡馬たちは昼間は主にここで過ごします。

2007_06170037ここの馬たちは人がやってくると近づいてきます。人懐っこくて非常にかわいいです。

放牧地は20m×50mくらいの長方形に区切られていて、それぞれ1頭ずつの種牡馬が放牧されています。各放牧地には種牡馬の名前が掲示されていたのですが、左の馬は誰か忘れてしまいました。

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ミルリーフ

2007_06170055前にも触れましたが、ナショナルスタッドではかつて歴史的名馬のミルリーフが繋養されていました。

ミルリーフは1968年に米国で生まれました。生産者(かつオーナー)は米国ポール・メロン氏ですが、メロン氏はミルリーフの血統や馬体から判断してミルリーフを英国で走らせることを決めたそうです。

その判断は大正解で、ミルリーフはデビューから快進撃を続け3歳時(1971年)にはダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、凱旋門賞の欧州最高峰のレースを立て続けに制覇しました(この3レースを制覇したのは他にはラムタラ(1995年)しかいません)。

その後、ミルリーフは4歳時にも凱旋門賞連覇を目指して調教を進めていたのですが、調教中に前脚を骨折してしまいました。骨折は安楽死処分になってもおかしくはないくらいの重傷でしたが、英国の関係者の懸命の治療によって一命をとりとめました。

しかしながら、現役引退は余儀なくされることになってしまいました。通算成績14戦12勝。2着2回。

現役を引退したミルリーフは種牡馬入りすることになりました。オーナーは米国人ですので米国での種牡馬となることも考えられたのですが、オーナーのメロン氏はミルリーフの命を救ってくれた英国の関係者に感謝の意をこめて英国で種牡馬入りさせることを決断したそうです。その結果ナショナルスタッドに繋養されることになったそうです。

ミルリーフは種牡馬としても大成功を収め、シャーリーハイツ(英愛ダービー)、アカマス(仏ダービー)、レファランスポイント(英ダービー)などを輩出しています。1978年と87年には英愛リーディングサイアーとなっています。

ミルリーフの血統は日本でもなじみが深く、産駒のミルジョージやマグニチュードは種牡馬として多くの活躍馬を送り出しました。

2007_061700611986年、ミルリーフは亡くなりました。18歳の死亡は種牡馬にしては若すぎる死だと思います。ミルリーフの功績を記念して上の写真の銅像が厩舎の正面に建てられています。

また、左の写真はミルリーフの墓です。これは銅像のすぐ隣にあります。

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2007_06170063ちなみに、ネヴァーセイダイらのかつて繋養されていた種牡馬の墓もここにあります。

これでナショナルスタッドは終わります。

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